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台湾自転車旅(列車に乗る)

2017年3月14日

 

私は高雄のドミトリーを出て今日も今日とて、自転車を漕ぎだした。

本日の目的地は台東。台湾の南北を貫く3000m級の山々の中央山脈を越えて台湾東部へ出なければならない。本日も気合を入れなければ。

すまんかった。

山道を自転車で漕ぎたくないです。わかってくれるかい。

某自転車漫画には、「山を見ると僕笑顔になっちゃうんだ」

とか発言する高校生がいるが、共感することはできない。

べっ別に自転車「のみ」で一周するとは言ってないわけだし、、、と言い訳をさせてください。

罪悪感を感じつつ東側の太麻里という街(山を抜けた最初の停車駅)まで列車旅を楽しむ。

列車、台湾、といえば駅弁である。台湾にも駅弁は存在するのだ。

私は台湾語は不自由なのでパッケージ買いをした。これで中身が食べ物以外だったら泣く。

じゃーーん。ごつい、駅弁だ。いままで食べた中でも最も品の欠片もない肉がドテっと居座っている。まるで一人暮らし男子大学生の作るちょっと贅沢した自炊晩御飯だ。

この骨付き肉をかぶりつきながら、山間部の車窓を楽しんだ。うん、最高!!!列車最高!!!!

目的地が近くなると機関車の後ろに連結されている荷物室に向かわなければならない。ここほんとに通っていいんだよね?みたいな細い通路を抜け、私を待つ自転車のもとへ向かう。

自転車の元に戻ると、同じく「ズル」をしているサイクリング集団がいた。彼らも山越えをしたくないそうだ。

太麻里で皆で列車から自転車をおろし駅の階段を自転車で駆け降りるという、日本でやったら駅員に怒鳴られかねない技をみんな行い駅改札をでた。

太麻里からは太平洋を右手にみながら快調に台東を目指す。非常に気持ちの良い道である。

自撮り。一人旅なので誰も私を撮ってくれない。時間に余裕があるからこそなせる業。

宮崎県みたい。

そんなこんなで台東にすぐついてしまったので、鉄道芸術村なる場所でくつろぐ。

東急、日本製じゃないか。鉄道全然詳しくないが、貴重なものなのはよくわかる。

台東のドミトリーを適当に検索し向かう。巨大なゴールデンレトリバー2匹のいるおしゃれドミトリーで荷をほどく。するとベランダでaimerの「蝶々結び」と鼻歌が聞こえてきたので、ここにも日本人がいるのかと思ったら台湾人の青年だった。名はユーリンといい会社をやってるそう。そんな彼とは歳も近くさらに片言の日本語ができるため、意気投合し夕食をご一緒することに。

こっこれは、、、

なに食べてるのかわっかんないけどおいし~~~~~~~~

ユーリンとの観光は続く。次は本日時間をつぶした鉄道芸術村の提灯のイルミネーションへ。すごい!綺麗。

次は、台東の一望できるカフェへ!珍しく観光してるよ私。

ユーリン原付に二人乗りしいろいろ連れて行っていただいた。感謝感激です。ありがとうユーリン。

LINEを交換し、今でもまれに日本語でメッセが来るので私が英語で返すという、変わったやり取りをしている。台湾で一番いい大学出て、会社作って英語ペラペラ日本語pちょっとできるとかいう完璧超人なんだよな、、すごいぜユーリン。

 

高雄→台東 30.9km(列車分含まない) 完

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