2017年3月12日
嘉儀のドミトリーを出た私は、南へ今日も漕ぎ出す。
真夏のような太陽が肌を焼く。
本日の行程は70km程度でありほぼ休息日。
台湾の道は広く、自転車で走りやすい。さらに言えば、自転車専用レーンまであってその隣に原付レーンそして車道というものすごく走りやすい道で続く。愛知の狭い道を車がビュンビュン走るなか自転車に乗るのと訳が違う。大村県知事も見習ってほしい。
コンビニでラーメン的なものをすすっていると、同じく自転車に乗った若者がやってきた。これはと思い、
「ウェアーユーフロム??」
と聞けば、東北大学サイクリング部だった。まさか、同じ東北の民。
話せば長くなるが、東北大学サイクリングとは以前、白川郷の道の駅で睡眠場所をかけて争った過去がある。私が自転車を漕ぐと、この部活にで出会う。健脚の猛者が集う部活だ。
そんな彼らの自転車は台北で借りたものらしく、2万円そこらでサイドバックと共にレンタルしたらしい。私は6万円も払いに自転車を乗せるという荒業をやったのに。そんなことならLCC+レンタル代のほうが安い。さすが東北大学。頭の出来が違う。皆さんも、台湾で自転車を漕ぎたいなら、レンタルすることをお勧めする。
彼らもここでコンビニ飯を食べるらしく、私は「なんか損した気持ち」になり、次の目的地へと急いだ。
本日の目的地である台南の10km手前で健脚大学生にあっさり抜かされ、私は台南の日本人宿を目指した。宿のHPにも入口が難しいと書いてあったがまさに迷路で迷子に。サボっていた警官がいたの案内していただき、無事日本人宿に到着。日本人宿とは、日本人がオーナーもしくは日本人の宿泊客の多い宿のことをいう。海外に来てまで日本人に会うなんて、、という人は毛嫌いするが、私はむしろ好きなほう。なんてったって日本人は事前調べしまっくて海外旅行するので、一緒にいるとそれはそれは素晴らしい場所に連れていってもらえる。そう、私は事前調べしない側人間なのである。この観光地乞食は私が生み出した最高にロックで性根の腐っている遊びである。
ってなことで、宿に着くなりさっそく宿の方(客)と仲良くなり夕食をご一緒することに。
さあ、どこに連れていってもらえるかな!!
の前に台南を散策。ここ台南は、古都と言われ日本でいう京都みたいな街。しらんけど。
まずは定番、魯肉飯(ルーローハン)。昨日も食べました。ゆで卵トッピングです。うん、美味。
南国らしく、フルーツジュースをいただく。これも美味。
「君の名は。」を台湾でみようかと思ったが、左のハリーポッター的ななにかが気になった。夕食の約束の時間も迫っていたため、結局何も見なかった。後悔。
さあさあ、夕食は台南の夜市に連れて行ってくださいました。カキオムレツや大きな何かの肉といったものをいただき満足!やっと台湾らしい観光をした気がする。
汁物もうめぇんだわ。
ほろ酔いで迷子になった路地を通り、宿へ。
戻ると、演奏会が行われていたので聞き入る。この後日本のプロ野球を見て眠りにつく。
ほぼ帰国したみたいな日だった。
嘉儀→台南 71.5km 完