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旅の終わり(ユーラシア大陸横断記)

2018年3月8日

 

廃ショッピングモール上ホテルからの眺め。今日も撫順はどんより天気だ。

本日は、撫順を軽く観光した後、瀋陽に向かう。向かう先はもちろん満鉄の忘れ物たち。ジテの元へ向かった。こちらは鉄オタ的記事になってしまうため割愛。

撫順を14時ごろに出る雷峰号に帰りも乗る。途中遊園地があった。時間があれば有名なパチものしかいない遊園地にも行ってみたいものだ。この遊園地は大丈夫だと信じたい。

私が、瀋陽に戻ってきたのは、「ある人物」に会うためだ。その人物とは・・・

 

金門58 高粱酒男

 

である。このブログのヘビー読者なら、こちらの記事はもうご存じだろう。台湾を自転車で一周中に2回も宿で再開した男。やたら強いお酒を勧めてくる男。そう金門58高粱酒男である。

私がfacebookで中国にいることを言うと天津に住んでいる、職業不詳の金門58高粱酒男は会いに来ると言い、わざわざ瀋陽までやって来た。そんなの無下にすることはできないので夕食を共にする。

もちろん謎の料理(おいしい)と強い酒がセットだ。このお酒は、飲んだ瞬間、食道の位置がわかるくらいに強い。意味がわからない。以前中国の「乾杯」は「干杯」と書き、文字通り、杯を空(干)にするからとのマナー雑学を知っていった。なので私はこの時もイッキしてしまった。これがいけなかった。イッキに楽しい宴となり、完全に二日酔い確定モードとなった。明日帰国なのに・・・・

謎の建物の前のホテルで朝目覚めた、金門男と同じホテルである。ほろ酔い気分でホテルに戻って来た記憶はある。素晴らしい、旅の最後である。

 

朝金門男に「あの建物すごいね。さすが中国」と褒めたら、金門男はああいう中国らしい建物が嫌いらしい。中国人でも嫌いな人もいるのかと思ったがこの男普通にYoutubeもGoogle検索も使っているので、もしかしたら中国人の可能性がないかもしれない。何者なんだこの男。

 

金門男と別れると空港行きのシャトルバス乗り場に来た。手慣れた荷物検査のゲートをくぐり、バスチケットを買う。バスを待つ間、今日までの旅を振り返る。この時間が何よりも幸せだ。この旅はとにかく移動の連続だった。フェリーに国際夜行バス、高速鉄道×2、シベリア鉄道、路線バス、地下鉄、トロリーバス、路面電車。たくさん乗った。たくさん移動した。地図を見るとその壮大さに心がしびれる。

 

その後、人の流れに飲まれながら、瀋陽空港から上海を経由してセントレアまで飛行機に乗った。歴戦の乗り物に乗った私にとってはこの程度の移動は朝飯前になっていた。

 

 

最後に、ユーラシア大陸で出会った皆様ありがとうございました。移動しっぱなしの汚い恰好をした私にやさしくしていただきありがとうございます。もっと余裕を持った行動計画をこれからは心がけます 笑!感謝感激です。

 

日本→ヘルシンキ→タリン→サンクトペテルブルグ→モスクワ→ウランバートル→北京→瀋陽→撫順→瀋陽→日本 (完)

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