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サンクトペテルブルグ観光(ユーラシア大陸横断記)

2018年2月25日

 

深夜のエストニア国境。バスが止まり添乗員がパスポートを回収していく。エストニア出国だ。しばらくするとバスが動き出した。この時は、パスポートを奪われたままだったらどうしよう。と不安がよぎる。その不安もつかの間、添乗員からパスポートが再度配られる。そこにはエストニア出国のスタンプがあった。すぐにロシアの国境へ。バスが止まり全員降ろされた。冬のロシアの深夜にパスポートと手荷物のみの状態で野ざらし。小さな建物に入れと言われそこが入国審査の行われる部屋だった。滞在目的や何日間滞在するか。どこへ行くか。ビザのチェック等が実施され無事入国のスタンプが押された。建物の出口へと向かうと、先ほど降りたバスが待っていた。

 

ついにロシア入国!!

 

 

安心感とバスの暖かさで眠気に襲われ、朝起きるとサンクトペテルブルグだった。サンクトでは、入国審査のためだけにあらかじめ安いドミトリーを抑えていた。これが間違えだった。早朝5時から入れるドミトリーなど存在するはずもなく建物の前で待ちぼうけを食らった。さらにサイトがロシア語のため時間外の場合の対処法がわからない。玄関をチャイムを押すも返事はない。ふと下を見ると注射器が転がっていた。

 

ゾっとした。

 

せめて荷物は置きたかったが、宿はあきらめて極寒の外を歩いてショッピングセンターへ向かった。この旅は各都市のショッピングセンターで寒さをしのいでいる気がする。9時頃までフードコートで時間をつぶし改めてドミトリーへ向かう。ショッピングセンターのWiFiを使いロシア語を翻訳したので無事建物に入ることができた。

マンションの1フロアが宿になっているらしい。いかにもなロシアの建物だ。

外を見るとこの建物は今にも崩れそうだ。亀裂をまるで小学生の工作みたいにテープで止めているだけっだた。しかし宿そのものは居心地がよく、シャワーと仮眠をとった。

昼頃に起床し、フォロワーとロシアで会った。ヘルシンキについた際に同時期にサンクトペテルブルグにいることがわかり、アポを取ったのだ。久々の日本語と久々の彼との出会いである。彼のロシア語と豊富な知識によりそれはそれはおいしいピロシキを堪能することができた。

その後は観光しようということになり移動。凍った川の上を歩く。これは割れて落ちないかハラハラする。実にハラショーな移動方法。

エルミタージュ美術館。一日では周り切れないらしい。世界三大美術館の一つ。様々なガイドブックにはサンクトに来たら絶対外せない!と書いてあった。

 

すまん、今回は移動が目的なんだ。さらばエルミタージュ。

しゅごい!こちらは、聖イサアク大聖堂。泣く子も黙るロシア正教の教会である。赤の広場のアレのほうが有名だがこちらもしっかりと世界遺産。

マリインスキー宮殿!もういうことなし!ロシア堪能!次行ってみよう!

次は、ロシアの地下鉄巡り。大の交通オタクの我々。宮殿より鉄道!!な私たちは地下世界へ吸い込まれました。書くと長くなってしまいそうなので別記事にします。ロシア地下鉄すごい、ロシア地下鉄すごい、、、、語彙力を失います。

はい、帰国しました。

ロシアのさらっとしぼったオレンジです。地下鉄巡りを堪能した我々はあろうことか日本食料理店へ。いいですよね海外の日本食。謎の日本語に、よくわからない食べ物たち。どれも70点の料理。でもなんだか安心できる居心地の良さ。皆さんぜひ海外旅行の際は日本食店をお勧めします。

 

楽しい時間もあっという間に終わってしまった。お互いのこれからの旅の安全を祈願し、さよならをした。私は明日も移動の予定だ。サンクトペテルブルグともおさらば。歴史ある良き街だった。

 

フィンランド→エストニア→ロシア→ (続)

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