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ロマンあるシベリア鉄道(ユーラシア大陸横断記)

2018年2月27日

 

私は悪魔のクレープを食べた後宿に戻ると、すぐに出発の準備を始めた。着いたのはモスクワのヤロスラフスキー駅。

極寒のシベリアに今から挑む(列車が)

ブレブレで申し訳ないが駅の出発案内板が携帯に残っていたのでアップロードさせていただく。

私が乗車するのは23:55発の4列車。その10分前にウラジオストクに向かう2列車が出発する。これはすごい。ほぼ同時刻に大陸を横断する二つの列車がモスクワを出ていくのだ。なんてロマンのある話ではないのか。日本で例えるなら、、、スケールが違いすぎて無理です例えられません。

駅の売店で追加でお菓子類を買い込む。外の温度計は-14℃を示す。寒いを通り越して痛いといった感覚だ。

次から次へと入線してくる列車を眺める。10分早く前を走る、2列車を見送る。2列車は全線ロシア国内で完結するため、ロシア鉄道の車両が使用される。RZDのマークがかっこいい。(上記写真はイメージです)

深夜のヤロスラフスキー駅は様々な列車が忙しなく入ってくるので見ていて飽きない。

私の乗る4列車が姿を現した。こちらは、北京行きのため中国の車両が使用される。ロシアの車両が使用される2列車のほうが最新設備が備わっており、だいたいのバックパッカーは、モンゴル国境近くのイルクーツクまで2列車に乗って、4列車に乗り換える。しかし私はそこまで頭が回らなかったのと単純に切符を2回購入する手間を考えたときに、中国まで4列車に乗るというロマンある切符を購入してしまった。

あらかじめ指定された号車の前へ行くと、添乗員がいる。その添乗員に切符を見せると、遂にシベリア鉄道に乗車。この小さなコンパートメントに6泊7日お世話になる。寝台列車はいつだってワクワクが止まらない。

さっそく探検する。通路には、折り畳み式の椅子が設置されている。これいいですよね。奥にはサモワールという石炭式の給湯器があり無料でお湯をいただける。これには何度もお世話になった。

行先と号車の書かれた板。

 

北京-ウランバートル-モスクワ K3/4 列車

 

なんて夢のある列車に乗ってしまったのだろうか。国境を2回もまたぐ国際列車なんて初めて乗るのでテンションMAX。世界に国境を2回もまたぐ寝台列車なんてほかにありますかね?いやない。

そうこうしていると、4列車は動き出した。これから6泊7日、132時間の旅がはじまる。

過ぎ去る深夜のモスクワの街明かりを眺めつつベットメイクする。心地よいジョイント音を聞きながら眠りについた。ああなんて私は幸せ者なんだ、、、神がもしいるならば感謝である。

 

フィンランド→エストニア→サンクトペテルブルグ→モスクワ→ (続)

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