2018年2月28日
寝台列車で目が覚める。素晴らしい目覚め。薄いカーテンから光が漏れる。
結局、出発後に他のベットは埋まらず、4人コンパートメントを独占する形となった。
ここが私の王国だ。どこを撮影しても絵なる。
外の風景は、いかにもシベリアといった風景が永遠と続く。
駅に着いたので、停車時間を利用して食料の買い出しとお散歩に出てみる。外の温度表示板は-10度指し示す。風がないため体感温度は、そこまで寒くない。からっとした寒さだ。
外から眺める私が乗る列車。
天安門のシンボルが誇らしい。
駅に着くと行われるのが暖房用の石炭の積み込みと、台車の氷落としだ。列車を知り尽くした添乗員が担当車両の雪を削り取っていく。
先頭の機関車まで来た。
でかい(当社比)
添乗員は入れ替わることなくモスクワから北京までの勤務となる。モスクワと北京を行ったり来たりするお仕事。手当はいかほどなんだろうか。
やることといえば、
外を眺める→駅に着く→食べ物買う&散歩→列車出発する→外を眺める→駅に着く……
の繰り返しである。そうこうしているとまた駅に着いた。この駅では先行するウラジオストク行きの2列車と並んだ。壮観な眺めだ。
左側に停車する2列車のほうが車格が大きい。これは、中国国内の車両限界が小さいためだ。そのため、私の乗る4列車は小さな車体で、大きなシベリアの大地を駆け抜けていく。
ロシア国内の優等列車の代表格の2つの列車が肩を並べる、実に素晴らしい景色。
出発を待つ。大きい機関車はやはり頼もしい。
本日も夜がやって来た。夜行列車2日目に突入。まさか寝台列車に連泊する夢が叶うとは。
フィンランド→エストニア→サンクトペテルブルグ→モスクワ→シベリア鉄道乗車中.. (続)