2018年2月24日
16時間しか滞在しなかったヘルシンキを後にする。EU圏内なのでこれといったパスポートチェックはなかった。いつの間にか氷の海ではなくなり、日も沈み始めていた。
エストニアの首都タリンに到着。冷たい風が身に染みる。
日本人にはなじみのないエストニア。私も旅に出るまで聞いたこともない国であった。旅で立ち寄ろうと思ったのはたまたま通り道だったから。それだけである。影の薄いエストニアを少しご紹介。
エストニアはヨーロッパ最北の国であり、バルト三国と呼ばれる三兄弟のうちの一つ。北はロシア、4つお隣はドイツというなかなかハードモードな場所に位置している。最近ではIT系で有名らしく、おうちでもお仕事できる人たちがよく移住先にあげるのが、エストニアである。
確かに、実際に歩くと古き良きヨーロッパの雰囲気が良い。物価も北欧に比べたら安い。移住にはええんじゃないの。といった具合である。
旧市街の街並みが最高にきれい。
ここでおしゃれなレストランにでも入って、ビールでも呑みたいところだが、そんなことをするために旅していない。栄養補給はいつものハンバーガーである。店内には地元ヤンキーがたむろしていてよっぽどこちらのほうが、エストニアの「生」の雰囲気を楽しめた。(怖かった)
ショッピングセンターで寒さを耐え、トラムに乗車。ホテルには向かわずにバスセンターに向かう。
そう、わたしはこれから夜行バスに乗るのだ。エストニアは滞在時間6時間。
次向かうはロシアの旧首都サンクトぺテルブルグ。今回の旅の主戦場ロシアに乗り込む。
次はフィンランド→エストニアのようなEU圏内を楽々移動というわけにはいかない。しっかりとした入国検査&荷物検査が待ち構える。しかも夜行バスのため、深夜にたたき起こされ、国境通過というムーブをすることになるだろう。このためにロシア大使館まで行ってビザを取ったのだ。いざ、尋常に勝負!!
フィンランド→エストニア→ (続)